Effects of dietary protein levels on performance of Japanese quail

1993 
日本ウズラのアミノ産要求量を求めるのに先立ち,飼料蛋白質水準が全生産期間の生産能に及ぼす影響を調べた.制限アミノ酸になりやすいアミノ酸を添加し,育成期ではME 3,000kcal/kgで,蛋白質は12.5%と蛋白質28.9%の2飼料に,産卵期には,ME 2,900kcal/kgで,蛋白質は12.2%と28.2%の2飼料を作った.両期とも両者を5:0, 4:1, 3:2, 2:3, 1:4, 0:5の比で配合して,蛋白質6段階の飼料を作った.2から70週齢まで,体重,飼料摂取量,産卵率,卵重について測定した.体重は高蛋白質区では,同様に推移し,10週齢でプラトーに達し,それ以後は変化が少なかった.低蛋白質区では高蛋白質区より常に軽く,最後まで高蛋白質区の体重に達しなかった.2~5週齢の増体量の最大成長のための蛋白質要求量は,20.8%,また飼料要求率からは,19.0%と求められた.初産日齢は蛋白質23.3%以上では43~44日と早く,低蛋白質区で遅れた.50%産卵日齢も同様で,高蛋白質区では44日であったが,12.5%区で特に遅れた.産卵率は高蛋白質区は10週齢で最高となり,60週齢まで同水準で推移し,その後急速に減少した.卵重は,産卵期間を通じて各蛋白質水準毎にほぼ一定であったがCPの増加とともに増加した.産卵日量は産卵率に類似の推移をした.飼料摂取量は,産卵率,卵重,産卵日量と類似の推移をした.10~56週齢における最大産卵量のための蛋白質要求量は19.4%であり,飼料要求率からは18.7%と求められた.これらの要求量は文献値より低かった.蛋白質効率は27.6%と計算されたが産卵鶏で得られた値よりも悪かった.斃死率は,高蛋白質区で高い傾向を示した.
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