Study for the severity of post-ERCP pancreatitis PEP and drug dosage for pain management of PEP : Relationship between pancreatic pain and the severity of PEP for the prediction of aggravation

2011 
ERCP関連手技1209例に発症したERCP関連膵炎33例のデータをもとに,ERCP関連膵炎の膵臓痛(腹痛)のペインコントロールに必要とした鎮痛剤投与量を数値化することで,腹痛の程度と重症度予後因子スコアに相関があるか,ERCP関連膵炎発症早期の重症化予知因子となりうるか統計学的に解析した.症例ごとの鎮痛剤の使用量を痛みの指標(Drug pain score:DPS)によりスコア化し,重症度予後因子スコアとDPSの相関を統計学的に解析すると,ピアソンの相関係数はr=0.657 p<0.0001と有意な相関を認めた.また,ERCP関連膵炎重症化を予測するDPSのカットオフ値を求めると,DPS 2をカットオフ値とした場合,重症化する確率31%,感度(1.00)・特異度(0.97)であった. さらに,DPS最大値までの時間と最終重症度決定までの時間との時間差を時系列的に検討すると,DPSは重症度予後因子スコアより有意に早期に最大値となった. すなわち,DPSはERCP関連膵炎発症早期の重症化予知因子となりうると考えられる.
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