Supercritical Fluid in Polymer Science and Technology. I. Preparation of Poly (phenylacetylene) Using Supercritical or Liquid Carbon Dioxide.

2001 
ロジウム錯体触媒を用いて超臨界および液体二酸化炭素中でポリフェニルアセチレン (PPA) を合成した. 触媒 [(nbd) Rh (acac)] (nbd=2, 5-ノルボルナジエン, acac=アセチルアセトナト) はこれらの媒体にほとんど不溶であるにもかかわらず, 重合速度はこの触媒が高い溶解性を示すテトラヒドロフラン (THF) 中よりも大きくなった. 得られたポリマーはシスートランスオイドPPAとシスーシスオイドPPAの2種類から構成されており, ほとんどシスートランスオイドPPAのみが生成するTHFの場合とは対照的であった. 二酸化炭素に対する親和性が高いパーフルオロアルキル基が結合したホスフィン配位子 {4-F (CF2) 6 (CH2) 2C6H4} 3Pを添加した場合, ロジウム触媒の超臨界および液体二酸化炭素への溶解度は飛躍的に増加し, それとともにシスートランスオイドPPAの生成割合が増加した. 得られたシスートランスオイドPPAのシス量 (立体規則性を表すパラメータ) は最高で90%となり, 汎用の有機溶媒から得た試料のそれらと遜色なかった.
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