自家造血幹細胞移植適応患者の初期治療~2 剤?3 剤?4 剤?~

2017 
▪ 多発性骨髄腫の自家造血幹細胞移植(ASCT)は若年者において従来の化学療法より優れた治療法として認識され,標準療法として確立されている.▪ 2000 年代に入り,新規薬剤であるthalidomide(THAL),bortezomib(BOR)およびlenalidomide(LEN)が臨床で使用可能となった.▪ 最近,新規薬剤と大量化学療法後の自家造血幹細胞移植との比較試験の結果が相次いで報告され,現在でも自家造血幹細胞移植のインパクトが大きいことが示されている.▪ 現在の移植前寛解導入療法は,BOR とdexamethasone(DEX)をベースとした2 剤または3 剤の治療である.▪最近ではBOR とLEN と低用量DEX を併用したBLd 療法が用いられてきている.
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