A DEMAND PREDICTION MODEL OF TRANSIT SERVICES FOR THE ELDERLY IN RURAL DEPOPULATED AREAS
2005
過疎化や高齢化の進行する中山間地域では, 高齢者の生活交通確保が不可欠である. 効率的な公共交通の運行計画に当たっては, サービスに対する需要を的確に予測することが重要である. 本研究では, 離散連続モデルに基づき, 公共交通サービスの需要予測モデルを提案する. そして, 高齢者の行動メカニズムを反映するため, 非補償型選好が表現可能な効用関数を適用する. また, 従来の2段階推定モデルにおけるパラメータ値の不一致を解消するために同時推定を行う. 実証分析の結果, 提案モデルの有効性を確認するとともに, 島根県の中山間地域を対象としたシミュレーションから, 地域特性に合った公共交通計画の立案が可能であることを明らかにした.
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