Corynebacterium glutamicumおよびArthrobacter paraffineusの変異株によるL-セリンの生産

1974 
(1) Corynebacterium glutamicumKY10291(Met-,AHVR)およびArthrobacter paraffineusKY7137(Met-,Ile-),KY7128(DAP-,lle-)が,L-スレオニンとともにL-セリンを培地中に著量蓄積することを見いだした. (2) C. glutamicumKY 10291のL-セリン生産は,メチオニンによって著しい影響を受けた.L-セリンに最適なL-メチオニンの濃度は50~100μg/mlで,このときL-セリン生産量は約1mg/mlであった.高濃度のメチオニンは,L-セリンの生産を抑制した.L-スレオニン,L-ホモセリンは,L-セリン生産を著しく促進させた. (3) A. paraffineus KY 7137およびKY 7128は,L-イソロイシンとメチオニンまたはジアミノピメリン酸の存在下で,n-パラフィン5%の培地から,それぞれ1.3および1.5mg/mlのL-セリンを生産した.グリシンの添加は,L-セリン生産量を著しく増大させた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    4
    Citations
    NaN
    KQI
    []