Diagnostic value of liver scintigraphy in fulminant hepatitis and severe acute hepatitis.

1985 
劇症肝炎12例(生存7例,死亡5例),急性重症肝炎8例,および通常経過の急性肝炎44例(発症後8週間以内)の計64例を対象に肝シンチグラフィを施行し,肝シンチグラムにおける脾の描出,骨髄の描出,肺の描出および肝の大きさの指標として算出したA.L.I. (anterior liver index)の4項目を検討した.劇症肝炎および急性重症肝炎は急性肝炎に比べ脾の描出および骨髄描出の著明な例が多く,またA.L.I.も低値を示す例が多かった.さらに,林の数量化理論第II類を用い,上記4項目にスコアーを与えることにより92.2%の診断率で劇症肝炎および急性重症肝炎と急性肝炎を判別しえた.劇症肝炎12例において,肋骨の描出および肺の描出は死亡5例中おのおの3例ずつに認められたが,生存7例では1例も認められなかった.すなわち,肝シンチグラフィにおいて肋骨および肺の描出を認める劇症肝炎は予後が非常に悪いと思われた.
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