Effect of aging on bone mineral content. Part VII. The evaluation of osteoporosis treatment by the measurement of total body bone mineral content using dual photon absorptiometry

1990 
骨粗鬆症治療の証価法の確立のため, Dual photon absorptiometry 法 (DPA法) の連続測定における精度を検討し, あわせてエルカトニンと1α-OHD3投与例において, その骨塩量の変動を調査した.4例の健常人においてDPA法による全身骨塩量 (TBBMC) の測定値の再現性を検討した. TBBMCの4例のCV値は1.22±0.35% (mean±SD) であり, TBBMCは1.6%以上の変動が測定上では有意であろうと考えられた.15例の骨粗鬆症例において, エルカトニン10~40単位を週1回投与群 (E-群, n=10) と1α-OHD3 0.5μg/日を連日投与群 (α-D3群) に分類し, 3~6カ月後のTBBMCの変動を検討した. E群のTBBMCは投与前, 3カ月後及び6カ月後においてそれぞれ1,419±398g, 1,444±425g及び1,752±401g (mean±SD) であり, 6カ月後のそれは前値に対し101.9±2.7%へと上昇した (p<0.01, paired t-test).一方1α-OHD3投与群は同様に, 904±329g, 918±423g及び875±271gであり, 増加傾向を示すものと示さぬものに別れた.以上の結果は, DPA法によるTBBMCの測定が安定して高精度に施行しうることを示している.
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