全身性エリテマトーデス(SLE)における肺高血圧症の検討-超音波パルスドプラー法の有用性と当科SLEの分析-

1989 
目的:超音波パルスドプラー法(以下PDE)を用い,当科全身性エリテマトーデス(以下SLE)患者を対象に肺高血圧症(PH)の検索を行い,臨床検査所見について比較検討した.方法:超音波断層法とPDEの複合システムを用い,右室流出路又は肺動脈弁口部での血流速度パターンを表示しPH patternを検討した.結果: SLE 42例中7例にPH patternが認められ,この群ではRaynaud現象,抗RNP抗体,血小板減少が高頻度に認められた.
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