A CASE OF UNILATERL RECONSTRUCTION OF THE INTERNAL JUGULAR VEIN IN A PATIENT WITH STAB WOUNDS IN THE BILATERAL INTERNAL JUGULAR VEINS

2007 
症例は60歳, 女性. 自殺企図による頸部刺創で当院救急外来へ搬送された. 来院時, JCS : III-300, 収縮期血圧40mmHgのショック状態であり, 頸部に凝血塊が付着した7カ所の刺傷が存在した. 急速輸液でショックから離脱した途端, 創部から大量出血があり, 緊急手術を施行した. 創内を観察すると, 両側内頸静脈 (IJV) に損傷が見られた. 左IJVは損傷部を切除し, 周囲を剥離し引き伸ばすことにより, 縫合再建が可能であり, 7-0ポリプロピレン糸で端々吻合した. 右IJVは再建不可能であり, 結紮した. 左IJVを再建したことで術後脳合併症を起こすことなく, 3週間後に軽快退院した.
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