Gemcitabine単剤療法が無効となった後S-1/Gemcitabine併用療法が奏効した切除不能膵癌の1 例
2011
症例は71歳,男性。切除不能進行膵癌の診断にて前医でgemcitabine(GEM)単剤療法を施行中であったが,十二指腸狭窄と右水腎症が出現し当科紹介となった。術中所見で腹膜播種を認め,胃空腸バイパス手術を施行した。その後もGEM単剤療法を継続していたがPD となり,S-1/GEM 併用療法へ変更した。その後腫瘍マーカーの低下,腹部症状の改善があり,現在外来で治療継続中である。S-1/GEM併用療法はGEM単剤療法が無効となった切除不能進行膵癌の予後改善に有効であると考えられた。
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