MVAC 抵抗性進行・再発尿路上皮癌に対するPaclitaxel/Carboplatin/ Gemcitabine併用化学療法の検討

2011 
シスプラチン抵抗性の尿路上皮癌に対するpaclitaxel/carboplatin/ gemcitabine 併用化学療法の効果と安全性を検討した。2005 年4 月〜2009 年5 月までの間に組織学的に確認し得た転移性または切除不能尿路上皮癌で,MVAC 療法を含む抗癌化学療法が施行され,画像検査にて測定可能である病変を有する8 例(平均年齢70 歳)を対象とした。1 サイクル21 日周期で行った。合計40(中央値4)サイクル施行し,治療効果はPR 3 例,SD 3 例,PD 2 例であった。全生存期間・無増悪生存期間の中央値はそれぞれ8.0,4.5か月であった。grade 4 の好中球減少を6 サイクル(15.0%),血小板減少を8 サイクル(20.0%),貧血を11 サイクル(27.5%)に認め,発熱性好中球減少症を3 例に認めた。paclitaxel/carboplatin/gemcitabine併用化学療法はMVAC 無効例に対しても有効症例があり,有害事象も少ないことから有用な治療法であると考えられた。
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