マイクロカプセル化硬化剤、その製造方法、同硬化剤を含む不飽和ポリエステル樹脂組成物、その硬化方法及び安定化方法

1991 
(57)【要約】 【構成】 常温で固体であり、融点と熱分解温度との差 が少なくとも5℃である有機過酸化物を芯物質とし、ゼ ラチンを含む高分子量体が内側で、外側がアクリル酸エ ステル、メタクリル酸エステル及びビニル芳香族の一種 又は二種以上の混合物の重合体である膜物質とからなる 不飽和ポリエステル樹脂用マイクロカプセル化硬化剤、 それを含む不飽和ポリエステル樹脂組成物、その硬化方 法及び安定化方法に関する。 【効果】 固体の有機過酸化物を2層から成る膜物質で 覆っているため、取り扱い及び作業性に優れ、且つ、不 飽和ポリエステル樹脂に混合した際貯蔵安定性に優れ、 且つ長ポットライフを有する。又固体から液体への状態 変化による体積膨張によりカプセルを破壊するので温度 変化に敏感であり、硬化において立ち上がりのシャープ な硬化反応が可能となる。
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