Host Defense Findings in a Single Family Manifesting Early-Onset Periodontitis.

1992 
早期発症型歯周炎を発症している家族 (母親とその娘2人) の歯周病病態を宿主防御細胞機能に重点を置いて解析した。母親 (40歳) は急速進行性歯周炎, 娘A (14歳) は限局性若年性歯周炎, そして娘B (13歳) は単純性歯肉炎と臨床診断した。好中球機能は, 母親が遊走能において低かった。CD4陽性細胞検出率およびT4/ T8は母娘全員が高い値を示した。CD3抗体で刺激したときのTリンパ球増殖活性は, 娘Bが低かった。HLAフェノタイプは, 母娘で共通してDQw 1とw3およびDRw 10とw 12を検出した。Actinobacillus actinomycetem-comitansに対し母親, 娘Aおよび娘Bが, Porphyromonas gingivalisに対し母親と娘Bが, Fusobacterium nucleatum に対し母親が高いIgG抗体価を示した。本家族の歯周病発症機序は, 本研究において調cleべatたum生体防御機能の諸機能所見だけから, 明確にできるものではなかった。歯周病の病態解析には, さらに幅広い生体防御機構のネットワークを念頭に置く必要がある。
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