Control of rapid ventricular response by radiofrequency catheter ablation of selective slow pathway

1998 
薬剤抵抗性で難治性の頻脈性心房細動 (Afib) の一部では頻脈になる原因として, 房室接合部の速伝導路 (FP) と遅伝導路 (SP) の双方に房室伝導が関与している可能性が考えられる.そこで今回我々は, SPを高周波力テーテル焼灼にて離断することにより, Afib時の平均心室拍数を減少させることが可能か否かを検討した.対象は薬剤抵抗性の発作性心房粗動を有する5例および房室結節リエントリー性頻拍1例.方法は, SPに対してカテーテル・アブレーション (CA) を施行し, CA前後でAfib時の平均心室拍数を比較した.6例中3例で心房早期刺激法にて二重房室伝導を認め, 同症例においてはSPのCAにより心房頻回刺激にて誘発したAfib時の心拍数の減少を認めた.心房早期刺激法にて明らかな二重房室伝導を認めなかった3症例では, SP焼灼後も誘発したAfib時の平均心室拍数には有意な変化は見られなかった.
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