RESULTS OF RADIATION THERAPY FOR STAGE I GLOTTIC CANCER

1997 
1972年から1990年までに放射線治療が行われたI期声門癌140例のうち, 早期効果が不十分なために外科的切除が行われた8例と1年以内に他病死した4例を除く128例を対象とし, 群馬県立がんセンターにおけるI期声門癌の治療成績を放射線治療の立場から分析した。年齢は38歳から81歳で女性は7例であった。治療装置は6MV X線を主として用い, 一回線量は2~2.4Gy, 総線量は40~70Gyであった。全死因を含む生存率は5年で84%, 10年で58%で, 原病生存率は5年で99%, 10年で96%であった。これまでに局所再発を20例に認め, 局所制御率は5年で86%, 10年で82%であった。局所再発例にはすべて救済手術が行われ, 術式は喉頭部分切除が13例, 喉頭全摘術が7例で喉頭温存の点では満足できる結果であった。局所再発について分析したところ, 統計学的に有意差を認める因子はなかったが, やむなく照射休止期間をおいた症例の予後が不良な傾向がみられた。
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