An autopsy case of carcinoma of the hepatic duct with the hepatic lobes replaced with proliferated bile ductules.

1993 
肝左葉および方形葉が増生細胆管に置き換わるという特異な像を呈した胆管癌症例(72歳,女)を経験した.左葉および方形葉の外形には著変なかったが,割面は灰白色・瘢痕様で,増生細胆管に置き換わっていた.癌は左肝管原発で左肝管を閉塞し,門脈左枝も癌の浸潤および内膜の線維性肥厚により閉塞していた.肝動脈は良く保たれていた.葉全体が細胆管増生によって置換されることは極めて稀である.その発生機序として,胆汁うっ滞による細胆管増生刺激,門脈血流減少による肝細胞の脱落,ならびに肝動脈血流の維持という3つの条件の複合が考えられた.
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