肝細胞がん~「見つかったときには手遅れ」とならないために~

2017 
▪ 肝細胞がんが「見つかったときに手遅れ」となるのは,肝細胞がんのハイリスクグループであることの認識が不十分で定期観察されていなかった場合,ハイリスクグループであるため定期観察されていたが,がんを見落としていた場合の大きく2 つが考えられる.▪ 肝細胞がんの原因はB 型,C 型肝炎ウイルス関連慢性肝疾患から非B 非C 肝疾患に移行しつつあり,そのなかでも非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に起因した肝細胞がんの増加が注目されている.▪肝細胞がんの原因により発がん率や発がんのハイリスクグループが異なる.▪ 肝予備能が保たれており,3 cm 3 個以下,5 cm 以下単発で診断された肝細胞がんは根治的治療である肝切除やラジオ波焼灼療法が可能である.
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