Clinical and immunological characteristics with unique HLA associations of patients with euthyroid ophthalmopathy

1990 
Euthyroid ophthalmopathy (EO)の臨床免疫学的検索を行った.甲状腺腫は小さく, 99m-Tc摂取率もほぼ正常であったが, TSHは3分の1の例で低値であった,抗甲状腺抗体は約3分の1に陽性で,高抗体価例もみられた.一方, TSH受容体抗体は, TBIIは30例中3例のみに陽性でいずれも低値であり, TSAbも22%のみが陽性で低活性にとどまった. EOと自己免疫性甲状腺疾患について, RFLP法を含めてHLAタイピングを行った. EOでは, B 12, B 40, DR 9およびDQw 3の増加とCw 1およびDw 15の減少が対照群に比して有意差を示した.バセドウ病でも8抗原,橋本病では4抗原に有意差がみられたが, EOと重複したのはDQw 3のみであった. 3疾患群間の比較,さらにバセドウ病の眼症例などのsubgroupとの比較においても, EOの特殊性が確認された.以上の成績からEOはしばしば甲状腺異常を示すが,亢進症を発症しないことに, TSH受容体抗体が低いことおよび遺伝的体質が異なることが関与すると結論された.
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