Compensation of metabolic alkalosis with low bicarbonate dialyzate

1983 
慢性透析患者で, かつ大量消化管出血, 術後胃液喪失, 重症肝障害などの合併により引き起こされた代謝性アルカローシスを, 低重炭酸濃度の透析液を使用することにより是正を行った.今回HCO3-濃度30mEq/lを希釈して4w/v%に作製した. その時のHCO3-濃度15mEq/lを低重炭酸透析液とした. 透析時における動脈血液ガス分析として, PCO2mmHg, HCO3-mEq/lの経時的変化をみた結果, 血液中におけるpHは透析前平均7.517に対して, 透析後平均7.458と下降していた. またNCO3-濃度は, 透析前平均31.5に対して, 透析後平均27.67とアルカローシスが大きく改善されていた.
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