Establishment of clinically healthy gingiva in Macaca irus

1989 
カニクイザルの臨床的 (実験的) 健康歯肉の確立法とこのときのサル口腔特性を検討する目的で飼育サルにプラークコントロールを行い, 経時的な臨床データを検討した。その結果, 1) カニクイザル3頭に対し3回/1週のプラークコントロール49日で臨床的健康歯肉を確立した。またこのとき塩酸ケタミン約12. 5mg/kg (麻酔有効時間: 21.8分) での頻回全身麻酔が可能であり, 耐性は認めなかった。2) 6ヵ月間のhard food予備飼育による歯肉炎に対するプラークコントロールでは, PII, GI, PDは減少したが, 辺縁歯肉のレベルに変化は認めなかった。3) 実験開始時, 実験期間中を通じてPlI, GI, PDは下顎で低い値を示したが, 左右差は認めなかった。実験終了時にはGIを除き上下顎差は認めなかった。4) 健康歯肉確立時の臨床指標値はPlI 1.7±0.61, GI 1.0±0.60, PD 1.3±0.53であり, 各サルに個体差は認めなかった。
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