A Case of Severe Pulmonary Thromboembolism after Laparotomy with Cast Immobilization of Lower Extremity

2011 
症例は67歳,女性.入院15日前に右足関節外顆骨折を受傷し,下肢ギプス包帯固定をされていた.盲腸癌に対する手術目的にて当院外科に入院,回盲部切除術を施行した.その際の静脈血栓塞栓症(VTE)予防処置として,左下肢のみに間欠的空気圧迫を行った.術後2日目の離床後初回歩行時に呼吸苦が出現し,心肺停止状態となった.心肺蘇生を行いPCPS導入の上行った肺血管造影で左右肺動脈の閉塞を認め,急性肺血栓塞栓症(APTE)と診断し,カテーテルによる血栓除去を行った.術後5日目にPCPS離脱,後遺症をきたすことなく回復した.下肢ギプス固定された患者は周術期にVTE発生のリスクが高いことを十分認識し,適切な治療や予防策を行う必要がある.
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