Chemistry and characteristics of plastic thermistors.

1990 
プラスチックサーミスターは,高分子の優れた"可撹性"と成形性を生かしてケーブル状に構成して利用される温度センサーである。このサーミスターは高い経済性を備えながら,精密でフェイルセイフ性の高い温度制御システムの構成を可能にしている。このサーミスターとして,イオン伝導形(1形)と誘電率の変化を利用する静電容量形(C形)の二つのタイプが開発され実用化されている。1形は有機過塩素酸塩がドーピングされたポリ(塩化ビニル)組成物よりなり,イオン性キャリヤー数と易動度が飼御され,高い温度感度と優れた熱安定性を持つ。方C形は,吸湿性のあるナイロン樹脂にフェノール系オリゴマーをPseudo-waterとしてドーピン一グし,吸湿の影響を低減させたハイブリッド組成物からなり,温度感度,温度ヒューズ機能に加えて優れた熱安定性と酎直流分極性を持つ。ここではプラスチヅクサーミスターの技術を,材料設計の考え方や化学的側面を中心にして,総合的に述べた。
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