Behavior of Catalyst System Consisting of Cobalt Compound and Diethylaluminum Chloride for Butadiene Polymerization
1968
ブタジエンのシス-1, 4重合触媒であるコバルト(II) とジエチルアルミニウムクロリドからなる触媒系において, 活性種の生成過程を検討した。この反応で得られる中間錯合体は, コバルト塩の種類に無関係にコバルト(II) の正四面体状のスペクトル吸収を示した。触媒はべンゼン可溶の活性種とベンゼン不溶の沈殿に分けられた。この沈殿はメタノール可溶なものと不溶なものとの二つの種類に分けられる。メタノール不溶の沈殿は金属コバルトであった。沈殿はこれのみでは重合活性がなく, ジエチルアルミニウムクロリドと共存して, はじめて活性を認めた。また沈殿部からの活性種はコバルトにブタジエンが結合したものを含むと判断された。これらの活性種は重合活性およびポリマーの性質において,違う挙動を示した。
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