Quantitative Determination of IPA and DHA in the Refined Fish Oil by Capillary Gas Chromatography. Fundamental Study.

1996 
筆者らは GC 分析により5種類の精製魚油中に含まれるIPA および DAH を定量した。近年, 食品中の IPA および DHA 含量を製品単位重量中のmgで表示することが, 一般消費者から求められるようになった。GC 分析には, 分離能が高い DB-WAX キャピラリーカラムを用い, メチルエステル化法として, 三フッ化ホウ素°メタノール法と水酸化カリウムーメタノール法を比較した。水酸化カリウムーメタノール法を用いて測定したIPA 含量は, 三フッ化ホウ素-メタノール法を用いて測定した IPA 含量と比較して15%高い値を示した。DHA も同様に 5% 高い値を示した。いずれの方法も IPA および DHA の定量値は, 変動係数 2.5% 以内のばらつきであった。精製魚油中の IPA および DHA 量は, キャピラリーカラムによるGC分析と水酸化カリウム-メタノール法によるメチルエステル化法を用いることにより正確に定量できることが明らかになった。
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