The Results of "CentPillar" Total Hip Arthroplasty

2008 
CentPillarは日本人の脱臼股関節の形状に基づいて設計されたアナトミカルステムである.本機種による人工股関節置換術を施行し,半年以上経過観察できた92例100股の平均18ヶ月(7~33ヶ月)の術後成績を検討した.術後JOAスコアは83点と良好であったが術中骨折が7%と多くみられた.その要因として大腿骨髄腔の形状Canal Flare Index(CFI)とステム近位部のデザインの問題が考えられた.術中骨折はCFIが3.0未満では20%に,4.0未満では7%に認めたが,4.0以上の場合には認められなかった.またステムの近位髄腔占拠率は平均66%と低く,これが高い症例では骨折発生率が高い傾向にあった.ステム近位は9°前方傾斜し,皮質骨との接触面積も十分な面積ではないことも一因と考えられた.Enghのスコアでは9割以上の症例で骨形成が得られていたがJOAスコアとの関連はみられず,また,ステムの術後内反転位が36股と多くみられた.
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