A CASE OF RETROPERITONEAL VASCULAR MALFORMATION OF COMBINED TYPE

2010 
症例は68歳,男性.左側腹部不快感と鈍痛を自覚し,近医を受診した.腹部超音波検査で後腹膜に嚢胞性病変を認め,当院紹介となった.CT,MRI検査で石灰化や脂肪成分を有さない,不均一に造影される腫瘤性病変を認めた.後腹膜腫瘍の診断で,悪性の可能性も否定できないため手術を施行した.左総腸骨動脈左側,左腸腰筋腹側に,周囲組織と強固に癒着する暗赤色の腫瘤を認め,これを摘出した.摘出標本は,4cm大で割面が暗赤色・粘液腫状を呈する腫瘍であった.病理組織学的検索で後腹膜原発の混合型血管奇形と診断した.
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