Clinical and Physiological Evaluation of Postoperative Defecatory Function after Low Anterior Resection with Colonic J-pouch Reconstruction for Middle and Lower Rectal Cancer

1999 
中部・下部直腸癌に対して低位前方切除+J型結腸嚢再建術が施行された31例を対象に, 術前術後に直腸肛門機能検査を施行したうえで, 術後の排便機能を経時的に調査し, 臨床的・生理学的因子と術後排便機能との関連を分析した.平均排便回数は術後6カ月4.3回/日, 12カ月3.4回/日で, 軽度便失禁は6カ月69%, 12カ月64%, 便意促迫は6カ月45%, 12カ月39%, 便排泄困難は6カ月46%, 12カ月24%に認められた.術後6カ月では肛門管最大静止圧 (MBP), 直腸最大耐容量 (MTV) の低下が認められたが, 12カ月では術前値と有意差はなかった.術後のMBPの低い例で排便機能不良例が多かった.臨床的因子・術前の生理学的因子と術後排便機能との間の単変量・多変量解析により, 術後の便失禁は年齢, 性別, 骨盤内自律神経温存度, 術.前放射線照射の有無, 術前のMBP・直腸感覚閾値・MTVからある程度の予測が可能と考えられた.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    20
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []