Blood volume measurement of newborn using stable isotope 50Cr

1985 
生体に放射線被曝のまったく問題のない安定濃縮同位体50Crを使用して新生児の循環血液量を測定する方法を開発した。出生時に臍帯より採取した血液中の赤血球を50Crで標識し新生児に静注する。注入後一定時間をおき0.5mlを静脈採血し凍結乾燥した。日本原子力研究所の原子炉JRR-2, -3, -4のいずれかで20分間照射し, 約2週間放置後51Crおよび59Feのγ線をGe (Li) 検出器で測定した。赤血球への標識率, 洗浄効果, 50Cr濃度, または51Cr/59Fe比率による希釈率などを検討後, 新生児の全血液量を同位体希釈法により求めた。新生児血行動態は出生後の時間経過とともに活発に変化することが示唆され, 分娩形態により有意の差が認められた。
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