Motor-evoked Potentials by Transcranial Magnetic Stimulation with a Concentric Active Electrode in Healthy Subjects
2001
自作の同心円型能動電極を用いた経頭蓋磁気刺激による運動誘発電位を記録した.橈側手根屈筋,橈側手根伸筋に同心円型能動電極と皿電極を貼付し,安静時から最大筋活動量の40%まで合計11段階を促通条件とした.男性5名(平均29歳)において運動誘発電位の潜時,振幅,面積の変動係数はそれぞれ,3.9%,18%,18%で安定していた.男性13名(平均56.6歳)を対象に記録された波形から,振幅・面積・潜時・静止期を計測した.安静時から促通条件が増すにつれ,振幅・面積は有意に増加し,潜時は有意に短縮した.最大筋活動量の40%で促通効果は最大となった.主動筋,拮抗筋に設置された同心円型能動電極は,その直下の筋活動を記録することができるため,拮抗筋促通時にも主動筋で弱い促通効果があることが認められた.経頭蓋磁気刺激,促通条件を組み合わせた同心円型能動電極による運動誘発電位記録の一方法を確立した.
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