A Case of Gallstone Ileus after Gastrectomy and Cholecystectomy

2008 
近年報告の増えている胆石イレウスのなかでも, 胆嚢摘出後の胆石イレウスはまれである.今回, 胃切除B-II再建後23年, 胆嚢摘出後3年目に発生した胆石イレウスを経験したので文献的考察を加えて報告する. 症例は69歳の男性で, 腹痛を主訴に来院し, CTにて上部空腸にhighdensity mass, 腹部超音波検査にて音響陰影を伴う腫瘤像を認め, 病歴と合わせて食餌性イレウスとして保存的治療を開始した. 第3病日の腹部超音波検査にて左下腹部に移動した腫瘤像を認め胆石イレウスと診断し手術を施行, 回腸末端より口側105cmに嵌頓した結石を摘出した.結石分析にて内層はビリルビン結石であったが外層の成分は不明であった. 本症例は黄疸の既往がなく, 内胆汁/や胆道気種を認めていないこと, 結石分析結果などより経乳頭的に排石された胆石がB-II再建後の十二指腸内で増大移動し発症, 最終的に回腸に嵌頓したと考えられた.
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