Raney型銅-アルミニウム-クロム酸化物の構造と触媒活性

1981 
Raney銅合金を(NH4)2CrO7を添加した水酸化ナトリウム水溶液を用いて展開し,さらに酸化,焼成したところ,CuAl1.09Cr0.91O4酸化物触媒が調製された。CO酸化反応における触媒活性はCu-A1-Cr複合酸化物の生成量に依存する。複合酸化物の生成量は400~550℃の焼成温度域で530℃に極大値をもつ。Cu-A1-Cr複合酸化物審CO酸化反応に関して,CuOと異なる触媒活性を示し,耐熱性および水熱条件下の耐久性の向上に寄与することがわかった。また,CuAl1.09Cr0.91O4は温度域に0よって晶系を異にし,400~700℃ではη(格子ひずみの割合)=0.016,格子常数α=8.23Å の立方晶,700~900℃ではη=0.0064,α=8.37Å,C/α=0.94の正方晶であった。また,2-プロパノールの分解反応に対してCuCr204と同様の脱水素活性を示した。
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