Comparison of auscultation, M-mode echocardiography and color Doppler for detecting aortic regurgitation in patients without mitral stenosis.

1989 
非リウマチ性大動脈弁閉鎖不全(AR)の診断におけるカラードプラ法,聴診・心音図法およびMモード心エコー図法間の関係につき,カラードプラ法にて診断され4度に重症度分類されたAR135例を対象として検討した.聴診・心音図法, Mモード法ともI度AR群での感度は低値であったが,重症度とともに感度を増し,臨床上で問題となるII度以上の群ではそれぞれ83%, 85%の診断感度を有していた.また,聴診でのAR雑音音量はAR重症度の増加に伴い増大していた.以上より,カラードプラ法によるAR重症度と聴診・心音図法, Mモード法によるAR診断との関係が解明され,後二者の臨床上の価値が再確認された.
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