Video assisted thoracoscopic surgery for spontaneous pneumothorax

1999 
胸腔鏡下気胸手術は自然気胸に対する第一選択の手術手技として世に広く普及しているが, 術後の気胸再発が少なくないという点が新たに問題となっている.我々の施設における VATSによる自然気胸手術症例の再発率につき検討すると30例中3例 (10%) であり, これは従来の手術成績に比較し高率であった.最近経験した胸腔鏡下手術後1ヵ月以内の早期に気胸の再発をきたし, 開胸術により再手術を行った2症例の開胸所見では自動縫合器による前回の肺切除線に接して小嚢胞を認めたが, 胸腔鏡下手術時には同部に明らかな嚢胞を認めておらず, 術後新たに嚢胞が形成されたものと考えられた.自動縫合線近傍での嚢胞の新生が, 自然気胸に対する胸腔鏡下手術後の気胸再発の一因である可能性を示すものと考えられた.
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