Therapeutic and Preventive Effects of Hock Binding Belt against Paraplegia Ante and Post Partum in Dairy Cows

1990 
病傷・廃用率が高く、また経済的被害の高い乳牛における産前産後起立不能症の治療と発生防止の目的で、従来からの対症療法に併せて飛節結束帯の応用を試みたところ、良好な成績を得ることが出来た。1.1987~1989年までの間に発症した103頭の起立不能症に対して、従来からの療法を試みた、いわゆる結束帯非使用牛群では、治癒例が71頭(治癒率68・9%)であり、廃用例が32頭(廃用率(31.1%)であった。次に、1990年に発症した18頭に結束帯を応用したところ(結束帯使用牛群)、治癒例が17頭(治癒率94.4%)で、廃用は1頭(廃用率5.6%)だけであった。このように、結束帯使用牛群の治癒率は、非使用牛群に比べて有意に高い値を示した。2.難産などにより起立不能症に陥ることが危惧された8頭の症例に結束帯を応用したところ、全頭で起立不能症の発生を防止することが出来た。これらの成績から、乳牛の産前産後に発生する起立不能症および起立不安定なウシにこの飛節結束帯を応用することは、これらに治療・予防効果があるものと思われた。―キーワード:ウシ、産前産後起立不能症、飛節結束帯
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