quality-adjusted survival analysisからみたIIIB, IV期肺腺癌における2年生存例の検討

1997 
1986年7月から1994年12月までに当院に入院し化学療法を施行したIIIB, IV期肺腺癌146例の内, 2年以上の生存が得られた25例について, 背景因子と治療効果について検討した.背景因子ではPSのみが有意な因子であった.治療効果ではPRが17例と有効な症例が多く, 治療回数も中央値で7回と多いことが特徴であった.また2年生存例を対象にquality adjusted survival analysisを用いて, 化学療法が生活の質に及ぼす影響についても検討した.2年間の観察期間で, Utを0に近い値, すなわち化学療法の負の影響が大きいと仮定した場合, 2年生存例でもQ-TWiSTの平均値は健康時の70%程度であった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    10
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []