A CASE OF RETROPERITONEAL MUCINOUS CYSTADENOCARCINOMA

2007 
患者は72歳, 女性. 検診でHCV陽性, 精査時に後腹膜嚢胞を指摘, 定期的エコー検査を施行されていた. 3年目の検査で増大傾向を認め手術目的で当科紹介となった. 周囲との境界は明瞭であり腹腔鏡下に摘出術を施行, 剥離は容易で周囲臓器への浸潤は認めなかった. 腫瘍は径4.5×5.5cm類円形で表面は平滑, 内腔は粘稠な内容液と黒褐色の泥状物質でしめられていた. 病理は内壁隆起部位に中分化管状腺癌が認められ, 後腹膜粘液性嚢胞腺癌の診断となった. 癌組織の嚢胞壁への浸潤はなく, 経過観察とした. しかし3カ月後のCTで, 後腹膜に巨大腫瘍の再発・大動脈周囲リンパ節の転移を認めた. paclitaxel+CBDCAで化学療法施行, 腫瘍の著明な縮小と大動脈周囲リンパ節転移巣の消失を認めたが, 有害事象のためそれ以上の化療継続を拒否された. その後再び腫瘍増大傾向となり化学療法再開したが効果なく, 初回手術より2年後永眠された.
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