Evaluation of Jejunal Pouch Interposition for Subtotal Gastrectomy.

1995 
胃癌手術後の残胃十二指腸間にpouchを形成した空腸を間置する再建 (JPI法) を評価した. 術後の胸やけや下痢の出現頻度は, JPI法による再建例で, 従来のBillroth法による再建と比較して低率であった. 残胃からの食物排泄を核医学的に観察すると, JPI法では食物は残胃およびpouchに貯留し, 緩徐に十二指腸へと流出するのが認められ, 残胃からの排泄時間T1/2は, Billroth I法の29±6分, Billroth II法の50±37分に対し, JPI法では104±45分と有意に延長していた. 残胃内への胆汁逆流はBillroth法では全例に認められたが, JPI法では15%にみられるのみであり, 胆汁と食物の混和異常も, Billroth法に比較してJPI法では低率であった. 以上より, JPI法は従来のBillroth法よりも術後愁訴の少ない, より生理的な状態が得られる再建法と考えられた.
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