A juvenile female case of liver cirrhosis found by the chance of an oral administration of turmeric
2006
症例は18歳女性.生来健康だったが,ウコン,女性ホルモン剤を内服していたところ黄疸,肝障害を認めた.肝生検では形質細胞浸潤,ロゼット形成を伴う肝硬変像を呈し,実質には著明な出血壊死を認めた.腹部CTでは脾腫,胃腎シャントを認め,内視鏡では胃・食道静脈瘤を認めた.自己免疫性肝炎(AIH)の国際診断基準スコアは治療前で+15であり,背景肝としてAIHが考えられた.大循環シャントが形成されており,ある期間をかけてAIHから肝硬変に進展した後に急性肝障害が加わったと推測された.
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