Effects of material factor on fixing strength.
1987
金属板と加硫ゴムの固着機構とその防止法に関する知見を得る目的で, 固着強度に及ぼす材料因子の影響について検討した. 金属の種類は初期固着強度(FS0)に影響し, その硬度の低いものが低い値を示す傾向にあった. FS0はゴムの極性の影響を受けるが, 経時後(2日)の固着強度(FS)はその影響は少なかった. カーボンブラックやホワイトカーボンなどの充てん剤の固着強度に対する影響はその加硫に対する影響と関係し, 前者は固着を促進し, 後者は抑制した. 硫黄やパーオキサイド等の加硫剤の量と種類は固着に影響し, 一般に, これらが金属と反応する成分を与える場合に固着強度は増加した. ポリサルフィド架橋鎖や側鎖を与える促進剤又は, アミンやメルカプトベンゾチアゾールなどの加硫残査を与える促進剤を使用した加硫ゴムは高い固着強度を示した. また, はん用の老化防止剤や滑剤も金属と加硫ゴムの反応を促進しない場合は固着に影響しなかった.
Keywords:
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
0
References
0
Citations
NaN
KQI