A CASE OF PRIMARY SPLENIC ANGIOSARCOMA INCIDENTALLY FOUND AFTER TRAUMATIC RUPTURE OF THE SPLEEN

2005 
われわれは外傷性脾破裂を契機に発見された脾原発血管肉腫の1手術例を経験した.症例は60歳,男性.主訴は下腹部痛,冷汗,めまい.搬入時の血液検査で貧血を認め,腹部CTでは大量の腹水と脾臓の被膜下血腫を認めた.入院2日前に作業中クレーンのフックが左側背部に当たっていたことが判明.入院翌日貧血が著明に進行していたため外傷性脾破裂の診断にて緊急手術を施行した.摘出標本の免疫組織染色でCD31陽性, CD34陽性,第VIII因子関連抗原陽性, ulex europaeus agglitinin (UEA) -1陽性であり,脾原発血管肉腫と診断された.脾原発血管肉腫の腹腔内出血例の予後は非常に悪く,この症例も肝転移, DICをきたし術後3カ月で死亡した.われわれが調べ得たかぎり,外傷性脾破裂を契機に発見された脾原発血管肉腫の報告例はない.
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