Formation of Lower Aromatic Hydrocarbons in Catalytic Crackig of Petroleum
1958
石油の接触分解中に生起する第2次反応である低級芳香族生成に対する型の異なる触媒の反応性の差異を比較検討しようとした。縮合型の高級芳香族は比較的接触分解され難く, このような芳香族の低級化に対する触媒の差異は小さい。長鎖アルキル芳香族はきわめて分解され易く,触媒の型による差は少ない。側鎖が短くなるとやや分解され難くなり,触媒の型による差があらわれる。すなわちシリカ・アルミナの活性が最大でシリカ・マグネシアとアルミナ・ボリアの活性は同程度である。ナフテンとオレフィンの水素移行による芳香族生成反応においては, シリカ・アルミナの活性が最大で,400℃以上においてはオレフィンを添加しなくてもナフテンは芳香族に転化する。シリカ・マグネシアとアルミナ・ボリアを比較するに,前者は低温では活性は大きいが,後者は高温になるにつれ,活性が急速に増大する。水素移行反応においては高級ナフテンの方が低級ナフテンよりいっそう芳香族化され易いことを認めた。最後に低級芳香族生成反応に対する考察を行った。
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