The alterations of liver sinusoidal endothelial fenestration in experimental alcoholic fatty liver.

1989 
Lieberらの方法に準じてラットにアルコール性脂肪肝を作成し,肝類洞内皮細胞小孔(SEF)の変化を定量的に解析した.さらに断酒後の変化についてもそのコントロールと比較検討した.正常ラットではzone 1のSEFの直径はzone 3より有意(p<0,001)に大きく,その数はzone 3の方が有意(p<0.001)に多かった.SEFの有孔度はzone 1よりzone 3の方が有意(p<0.01)に大きかった.慢性エタノール投与によりzone 3でSEFの直径は有意(p<0.001)に増大し,数はzone 1よりzone 3で有意(p<0.01)に減少した.SEFの有孔度はzone 1よりzone 3で有意(p<0.001)に増大した.1週間の断酒後,そのコントロールに比しzone 3のSEFの直径で有意差(p<0.05)を認めたが,その数,有孔度には有意差は認めなかった.慢性エタノール時のzone 3のSEFの変化は肝臓のadaptiveな変化と考えられたが,その結果アルコール性脂肪肝の成立に関与することが示唆された.
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