[Nine cases of adult-onset Still's disease: diagnostic problem and comparison of clinical features between Japanese and foreign cases].
1987
成人発症Still病と診断された9例について報告した.診断上重視された臨床項目としては,弛張熱,皮疹,関節痛,白血球増加,血沈亢進,抗核抗体陰性,リウマトイド因子陰性であり,発熱をきたす他疾患を除外できることであった.それらをすべて満足する典型例は9例中4例であり,残り5例は,他の膠原病との鑑別や,壊死性リンパ節炎との関係が問題となった.自験9例を含む本邦34例と外国194例を比較すると,本邦例では肝脾腫およびCH50増加を示す例が多く,関節変形や胸膜炎,心外膜炎をきたす例は少ない傾向が認められた.その他の臨床項目の頻度はほぼ同じであった.
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