コンポスト化材料中でのポリブチレンサクシネートアジペート (PBSA) 系生分解性プラスチックフィルムの分解に及ぼす共存基質の影響

2010 
生ごみ処理機まで生ごみを運搬して投入する際の手間や衛生面の問題を解決する方法のひとつとして,生分解性プラスチック製の袋を生ごみの容器に用い,これを生ごみとともに処理機に投入する方法が考えられる。しかし,この方法が有効であるためには,生ごみとともに投入される生分解性プラスチックが生ごみと同様に速やかに分解されることが必要である。本研究では,モデル実験としてデンプンを共存基質とするコンポスト化材料中で,PBSAとデンプンを主成分とする生分解性プラスチックフィルムがどのような分解挙動を示すかを調べた。その結果,生分解性プラスチックの速やかな分解には,十分な細菌が存在することに加え,共存基質が少ないことが必要であることが明らかとなった。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    2
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []