TWO CASES OF UMBILICAL POLYP
2008
臍ポリープの2例を経験した.症例1は2歳6カ月男児,臍帯脱落後から臍に径約5mmの鮮紅色の腫瘤と湿潤が続き来院した.臍部のポリープ状腫瘤は胃粘膜上皮で,膵組織の迷入を認めた.症例2は2歳女児,臍帯脱落後から臍に径約4mmの鮮紅色の腫瘤を認め来院した.ポリープ状腫瘤は大腸粘膜組織を認めた.両症例とも臍部のみの開腹で臍を腹腔面も含めて切除したが,腹腔内や小腸に異常を認めず,再発徴候は認めていない.本症は本邦集計では臍帯脱落後早期(73.9%)に生じる鮮紅色の臍腫瘤(59.6%)と漿液性分泌物が特徴で,臍肉芽腫症として長期に加療されている例(51.1%)もあり本症を念頭におくべきであると考えられた.
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