Simultaneous Rapid Determination of Sorbic Acid and Benzoic Acid in Wine by High Performance Liquid Chromatography

1985 
HPLCによるワイン中のSOA及びBAの迅速な定量法を検討し次の結果を得た. 1) 逆相分配モードでのSOAとBAの分離はイオン化抑制では困難であり, 両者の解離度差による分離を試み, 移動相のpHを4.0に固定することで両者を分離できた. 2) 本条件下でSOAとBAとはワイン常成分と重ならず試料を前処理することなく直接HPLCに注入し分離定量することができた. 3) HPLCとGC両法について二水準の添加回収試験による評価を行った結果, 前者は98.8~100.3%, 後者は93.2~98.9%であった. 4) 保存料を含有する市販ワインについてHPLCとGC両法で定量し結果を比較したところ, 両者は相関係数0.9996と高い相関が認められた. 本HPLC法による分析所要時間は1検体20分以内であり, SOA, BAの定量限界は0.08 AUFS (S/N3) で共にほぼ1mg/kgであった.
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