ENZYME-HISTOCHEMICAL STAINING METHOD FOR LYMPHATIC CAPILLARIES OF ORAL CARCINOMAS

1994 
5′-Nase-ALPase 二重染色法の開発により, 毛細リンパ管と毛細血管の光顕的識別が可能となった。この方法を口腔癌の臨床病理学的研究の分野へ応用できないものかと考え, 基礎的実験データに基づき, 標本作製条件について検討した。対象は1992年12月から1993年1月までの2カ月間に当科外来を受診し, 口腔癌が疑われた一次症例5名で, 生検時, 標本の1/2に通常のHE染色, 残りの1/2に5′-Nase-ALPase 二重染色法を施した。検討の結果, 冷ホルムアルデヒド塩化カルシウム固定液の濃度は4%で, 前固定, 後固定を各30分間施行し, 一定の反応液濃度で30分間反応させると, 口腔癌における毛細リンパ管を容易に同定することができた。
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