Colonoscopic Polypectomy: 12 Years Experience from 1974 to 1985

1986 
1974年から,1985年までの過去12年間に兵庫医科大学第4内科にて,大腸内視鏡的ポリペクトミーを施行した223名286病変についても検討を加えた.また,大腸早期癌については最初より手術適応となった3例も含めて22例について検討を加えた。ポリープの部位はS状結腸が149病変(52.1%)と,最も多く,また,肉眼形態では,山田IV型のものが154病変(56%),組織型では,腺腫が231病変(84%)と,最も多かった.早期大腸癌は,摘出標本275病変中21病変(7.6%)を占めていた.大腸早期癌のうちsm癌は6例あり,そのうち最初より手術適応になったのは2例であり,2例はポリペクトミーの後,腸切除を追加している.他の2例はmicro-invasionであり,脈管への浸潤もなかったため,外来にて追跡中である.Sm癌での手術症例では,いずれもリンパ節転移はみられなかった.
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