Esophageal Foreign Bodies in Adults from the View Point of Internal Medicine.

2002 
下咽頭・食道に異物が介在(停留)する場合を食道異物と定義する。臨床実地においては圧倒的多数例の食道異物が,電子スコープやファイバースコープといった軟性鏡により診断・治療されているため,頻度が増加あるいは減少という一定の傾向にあるかどうかを論ずることはできない。しかし,本学会の働きかけとこれに応えた形の製薬各社の努力の結果,少なくともPTP異物はわが国では激減した。X線透過性異物を含む食道異物の確定診断は,多くの場合,軟性鏡で行われているため,治療も軟性鏡下に完了するのが望ましい。そのためには,硬性鏡時代の知見を背景に,種々の把持鉗子を駆使したり,異物によってはフード,バルーン,オーバーチューブなどの内視鏡装着器具を利用することを推奨する。
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